Netflixは世界的に利用者が増え続ける一方で、料金の値上げも繰り返されています。日本でもこれまでに複数回の値上げが実施され、ユーザーの家計への負担は確実に増しています。
しかし、プランの選び方や利用方法を見直すことで、Netflixの料金負担を大幅に軽減できる可能性があります。必ずしも解約だけが選択肢ではありません。
この記事では、Netflixの値上げに対する具体的な対策を、プランの見直しから他サービスとの比較まで幅広く解説します。自分に合った最適な方法を見つけてください。

Netflixの現在の料金プラン
まずは現在のNetflixの料金体系を正しく把握しましょう。
| プラン名 | 月額(税込) | 画質 | 同時視聴数 | 広告 |
|---|---|---|---|---|
| 広告つきスタンダード | 890円 | フルHD | 2台 | あり |
| スタンダード | 1,590円 | フルHD | 2台 | なし |
| プレミアム | 2,290円 | 4K+HDR | 4台 | なし |
以前あった「ベーシック」プランは新規受付を終了しています。現在の最安プランは広告つきスタンダードの月額890円です。
プランを下げる前に、そもそも今の環境で十分に使い切れているかも見直しておきたいところです。テレビにVODアプリが入っていない場合は、HDMI端子に挿すストリーミング端末を足すだけで、同じ料金のまま大画面で観られるようになります。
料金は予告なく変更される場合があります。最新の料金はNetflix公式サイトで確認してください。
対策1:広告つきプランに変更する
最も手軽な節約方法は、広告つきスタンダードプランへの変更です。スタンダードプラン(1,590円)から切り替えれば、毎月700円、年間で8,400円の節約になります。
広告つきプランの特徴
- 作品の再生前や途中に広告が入る(1時間あたり約4〜5分程度)
- 一部の作品がダウンロードに非対応
- ごく一部の作品が視聴できない(音楽ライセンスの関係)
- 画質はフルHDで、スタンダードプランと同等
- 同時視聴は2台まで
広告の頻度はテレビのCMに比べれば少なく、慣れてしまえば気にならないという声が多いです。画質がフルHDで十分な方は、まず広告つきプランを試してみるのがおすすめです。

対策2:プレミアムプランから下げる
プレミアムプラン(2,290円)を利用中の方は、本当に4Kや4台同時視聴が必要かどうかを見直してみましょう。
4K画質の恩恵を受けるには、4K対応テレビと安定した高速インターネット回線が必要です。スマホやタブレットでの視聴がメインなら、フルHD画質で十分です。また、同居する家族が3人以下であれば、同時視聴2台のスタンダードプランで足りるケースがほとんどです。
逆に、リビングの大画面で映画をじっくり観る時間が長い方なら、プレミアムを維持したうえでテレビ側を4K対応にするほうが満足度は上がります。買い替えを考えているなら見比べてみてください。
プレミアムからスタンダードへの変更で月700円、広告つきスタンダードへの変更なら月1,400円の節約です。
対策3:家族や同居人と割り勘する
Netflixのスタンダードプランは2台、プレミアムプランは4台の同時視聴に対応しています。同居する家族やルームメイトと料金を分担すれば、1人あたりの負担を大幅に減らせます。
| プラン | 月額 | 2人で割り勘 | 4人で割り勘 |
|---|---|---|---|
| 広告つきスタンダード | 890円 | 445円/人 | — |
| スタンダード | 1,590円 | 795円/人 | — |
| プレミアム | 2,290円 | 1,145円/人 | 約573円/人 |
プレミアムプランを4人で割り勘すれば、1人あたり約573円です。個別に契約するよりもかなりお得です。
Netflixの利用規約では、アカウント共有は同居家族に限定されています。別居の友人や知人との共有は規約違反となる場合があるためご注意ください。
対策4:視聴しない月は一時停止する
毎月コンスタントにNetflixを視聴しているわけではない方は、観ない月は契約を一時停止(解約)するのも有効です。Netflixはいつでも解約・再開が可能で、解約手数料もかかりません。
解約してもアカウント情報や視聴履歴は一定期間保持されるため、再開時にはすぐに以前の状態から続けられます。
たとえば、シーズン全話が配信されるのを待ってから契約し、一気見してから解約する、という使い方も賢い方法です。
この使い方をするなら、契約した月と解約予定日を目に見える場所に書いておくと管理が楽になります。机の上に置ける書き込み式のカレンダーが1つあると重宝します。

対策5:他のVODとコスパを比較する
Netflixにこだわらず、他のVODも含めてコストパフォーマンスを比較してみましょう。
| サービス | 月額(税込) | 作品数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Amazon Prime Video | 600円 | 非公開(数万本) | Prime特典すべて利用可 |
| DMM TV | 550円 | 総配信数20万本以上(一部個別課金作品を含む) | アニメに特に強い |
| U-NEXT | 2,189円 | 約42万本以上 | 作品数が豊富・毎月1,200ポイント付与 |
| Hulu | 1,320円(税込・2026年10月時点) | 公式で確認 | 日テレ系に強い |
| Disney+ | スタンダード1,250円〜 | 約2万本以上 | ディズニー・マーベル・スターウォーズ |

Amazon Prime Videoは月額600円でVODだけでなく、お急ぎ便やAmazon Music Primeなども利用可能です。Netflixオリジナル作品にこだわりがなければ、コスパではAmazon Prime Videoがトップクラスです。



U-NEXTは月額2,189円と高めですが、毎月1,200円分のポイントが付与されるため、実質的な負担は989円です。映画の最新作をいち早く観たい方にはU-NEXTが向いています。
本ページの情報は記事執筆時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。



複数のサービスを比べるときは、月額と実際の視聴時間を並べて書き出してみると判断しやすくなります。アプリでの管理が続かない方は、紙の家計簿にまとめる方法もあります。
対策6:年間プランや長期契約を活用する
Netflix自体には年間プランの割引はありませんが、他のVODでは長期契約で割引が受けられるサービスがあります。
- Amazon Prime:年間プラン5,900円(月額換算約492円で、月払いの600円より約18%お得)
- Disney+:年間プランで月払いより約15%お得
Netflixの代わりに、またはNetflixと並行して、年間プランのあるサービスを活用するのも賢い選択です。
なお、Disney+は、DMMプレミアム(DMM TV)とのセットプランで申し込む方法もあり、別々に月額で契約するより月310円〜430円安くなる計算です。



Netflix公式サイトでは最新のプラン情報を、Amazon Prime Videoでは無料体験の詳細を確認できます。





💡 プレミアムプランの4K画質を活かすなら、対応テレビを用意するのが大前提です。VOD視聴に最適なテレビの選び方とおすすめモデルを詳しくまとめていますので、4Kプランを継続するか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。



💡 テレビの内蔵スピーカーだけだと、Netflixの映画やドラマの音声が物足りなく感じることはありませんか。サウンドバーを追加するだけで臨場感がぐっと増しますので、コスパの良いモデルをチェックしてみてください。



💡 広告つきプランに変更して家族の就寝後に一人で楽しむなら、ヘッドホンやイヤホンがあると便利です。長時間の視聴でも疲れにくいおすすめモデルを紹介していますので、あわせてご覧ください。



Netflixの値上げの背景
なぜNetflixは値上げを繰り返すのでしょうか。主な理由は以下のとおりです。
- オリジナルコンテンツへの巨額投資:Netflixは独自の映画やドラマの制作に年間数兆円規模の投資を行っています
- 競争の激化:Disney+やApple TV+など強力な競合の参入により、コンテンツ獲得コストが上昇しています
- インフレの影響:世界的な物価上昇に伴い、制作費や運営費が増加しています
今後も値上げが続く可能性は高いと考えられています。だからこそ、自分にとって最適なプランや利用方法を選ぶことが大切です。
なお、上位プランを維持しても、家の回線が詰まっていれば画質は落ちてしまいます。夕方以降に映像が粗くなると感じているなら、Wi-Fi環境を見直すほうが先かもしれません。
まとめ
Netflixの値上げに対する最も効果的な対策は、自分の視聴スタイルに合ったプランに見直すことです。4K視聴が不要なら広告つきプランで月890円に抑えられますし、家族と割り勘すればさらにお得になります。
観ない月は解約して休止する、他のVODとの併用を検討するなど、柔軟にサービスを使い分けることが節約のカギです。Netflixヘルプセンターでプラン変更の手順も確認できますので、この機会にぜひ見直してみてください。
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